というわけで、とうとう自分たちでなたまめを育てることになりました。
とは言っても全くの素人である私たち…。

こんな時は、「わからないことはプロに聞け!」と、今度は農家の方に聞いてみることにしました。

しかし経験者は高齢の為あまりお話は伺えず、鳥取県の農業試験場に電話で尋ねてみると、豆は園芸試験場の管轄と言われました。そこの専門家に教えていただいたところ、なたまめは4~5mの高さになるものもあるそうです。虫はあまりつかず、病気にもなりにくいらしいので無農薬でも大丈夫そうです。

しかし、園芸試験場ではなたまめの栽培はしたことがないということで、実際に自宅の裏でなたまめを栽培している方を紹介して頂きました。その方にどのように栽培するのか聞いてみたのですが、わずかな量しか作ってないので、残念ながら参考にする事は出来ませんでした。

そこで再度園芸試験場の方に相談したところ、専門書のコピーを送って下さいました。仕方がないのでそのとおりにやってみることにしました。

さて、豆が出来るとなると、次はどうやってお茶にするかです。畑仕事さえした事なかったのに、お茶作りなんてさっぱり分かりません。
やはり、ここは専門家に聞いてみようと、地元の長田茶店の社長さん(うちの社長の友人です)に相談しました。

すると、『どんなお茶にでもしてあげるよ!とにかく持っておいで!』と意外にもあっさりと引き受けて下さったのでした。
ああ、なんと心強いのでしょう。豆作りにも力が入ります。

なたまめ以上に元気な雑草たち

夏の陽射しを受け、なたまめの成長は順調でした。しかしなたまめ以上に元気なのが雑草たち。

種まきの時からマルチシートを張れば良かったのですが、素人なのでそのような知識はありません。

除草剤を使ってしまえば楽ですが、農薬は一切使わないと決めていたので手作業で抜き取るしかありませんでした。

炎天下での作業は本当に!ほんとうに!ホントウニ!大変でした。農家の方のご苦労を全身で体験しました。

害虫対策

その上害虫の心配もありました。園芸試験場の方のお話では「アブラムシ」が付く可能性があるとの事でした。薬品以外での対策を尋ねますと、「アブラムシはアルミテープのキラキラが嫌いだから、それをネットになるべく沢山ぶら下げればよい」と教えて下さいました。

そこで20cmくらいに切ったアルミテープをホッチキスでネットに止める事にしましたが、ネットの手の届くところ全てに止め終わるのに1週間もかかりました。

この作業でも、農薬を使わないということは、人手をかけなければならないということを体験しました。

台風による被害

次の体験は台風でした。
台風16号が鳥取県上空を通過したので、4mの支柱の大半が倒れてしまいました。この復旧作業が大変でしたが、次の台風も来る可能性が高いということでとりあえず応急措置で済ませました。

自然の猛威を実感し、改めて人間がいかに小さな存在でしかないかを思い知らされました。

確かに苦労は多かったけれど、さすが「ジャックと豆の木」のモデルにもなった「なたまめ」、そのすさまじい成長力を目の当たりにできたことは大きな喜びでした。

真ん中に小さく見えるのが身長160cmの大人です


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